ナナカ -不思議の迷宮録- エディタマニュアル

<ページ説明 [出現アイテム]>

●出現アイテム(item.txt)

 ダンジョンに出現するアイテムを記述します。
 「名前」の項目に出現するアイテム名を記述します。
 同じアイテム名を複数行で記述した場合、前の設定を上書きしたりはせず、それぞれの設定が別個に有効となります。
 includeを使用したときなどに注意してください。

 「床」「店」「変化」「宝」の項目には、それぞれのテーブルで出現するかどうかのフラグです。
 セルをクリックするだけでon/offが切り替わります。
床:最初から落ちているアイテム・モンスターを倒したときに落とすアイテム
店:店で売られているアイテム
変化:変化の巻物・変化の箱で変わるアイテム
宝:宝の壺から出てくるアイテム

 店、変化、宝にアイテムがひとつも出現しない設定にした場合、それより下位の項目から選ばれることになります。
例) 宝にアイテムを指定しない場合、宝の壺の中身には床・店・変化のいずれかで出てくるアイテムが選ばれる
  変化にアイテムを指定しない場合、変化の巻物では床・店のいずれかで出てくるアイテムが選ばれる

 「頻度」は、出現率の度合いの設定です。アイテム自体に設定されているデフォルトの出現率を基準に、変化の書式で記述します。
 実際の出現率の計算は、[頻度/全アイテムの頻度の合計]となります。
例) 頻度10のアイテムA、頻度50のアイテムB、頻度100のアイテムCが出現する場合
 Aが出る確率=10/160 Bが出る確率=50/160 Cが出る確率=100/160

 また、「頻度」に-1を指定すると、そのアイテムの、それ以前に記述された頻度設定がすべて0になり、出現しなくなります。
 「頻度」を省略すると、そのアイテム本来の頻度が設定されます。この値はアイテム設定変更の「出現」項目で変更できます。
 デフォルトの出現率設定は、多いもので200程度、出にくいものが数十程度、めったに手に入らないレアが一桁台となっています。

 「開始」「終了」の項目は、この行が有効となるフロアの範囲を記述します。
 指定した値を含む範囲となります。「開始」を省略した場合は1階から、「終了」を省略した場合は最深の階まで有効です。

 「ボーナス階」の項目でボーナスフロアの設定ができます。
 開始階,終了階の書式で記述します。
 この設定を指定すると、「開始」〜「終了」のフロアから入ったボーナスフロアの「開始階」〜「終了階」で行が有効になります。
 開始を1、終了を10、ボーナス階を1,4とした場合、1〜10階から入ったボーナスフロアの1〜4階の設定となります。

 なお、「ボーナス階」を指定していない行でも、「開始」〜「終了」の範囲内で入ったボーナスフロアではその行は有効となります。
 開始を1、終了を10とすると、1〜10階で有効な設定で、1〜10階から入ったボーナスフロアの全ての階でも有効です。

 「オプション」以降のセルで追加設定が行えます。
 書式はアイテムの書式と一緒です。配置するアイテムを特殊なものにしたい場合に設定します。

・初期化
 名前の項目に、なしまたは無しと記述すると、その行が有効なフロアの場合に、その行までの出現設定をすべてリセットすることができます。
 ボーナスフロアの設定で出現パターンを丸ごと変える場合などに使用します。


・種別出現率
 種類ごとの出現率を設定することができます。
 まず最初に、名前の項目に@初期化を指定します。
 その行で頻度設定された値が、その他の種類の頻度となります。
 @[アイテムの種類]で、その種類の頻度を指定することができます。
 頻度の計算は個別の計算と一緒です。
 種別出現率設定でも、床 店 変化 宝の項目は指定する必要があります。

例)
@初期化ononon 70
@武器 ononon 10
@盾 ononon 10
@食料 ononon 10
 この記述の場合、宝以外のテーブルで、武器が10%、盾が10%、食料が10%、その他が70%の出現率となります。
 それぞれの種類における個別の頻度は、個別の設定によります。
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